―ヨーロッパに広がったジャポニズムの美意識―
遠い海を越えて、ひとつの美しさが旅をしました。
19世紀のヨーロッパ。
華やかな宮廷文化や装飾に彩られた世界に、日本の美意識が届きます。
そこには、今までとは違う魅力がありました。
ぎっしりと飾るのではなく、
あえて残された空間。
一瞬の風景や、季節の移ろい。
花が咲く姿、鳥の動き、水面の揺らぎ。
日本の芸術に見られる「余白」や自然を感じる表現は、ヨーロッパの芸術家たちの心を惹きつけました。
それは、単なる異国への憧れではなく、
新しい美しさとの出会いでした。
ヨーロッパには、もともと宝石や金属、刺繍などで華やかに装う文化がありました。
身につけるものは、自分自身を表現するもの。
その華やかな装いの中に、日本の静かな美意識が加わることで、新しい表現が生まれていきました。
自然の形を取り入れた曲線。
花や昆虫のモチーフ。
光と影を感じるデザイン。
そこには、東と西、それぞれの美しさが出会った瞬間がありました。
私は天然石やアンティーク素材に触れる時、
ただ美しいだけではない「時間の重なり」に惹かれます。
昔の人が見た景色。
大切にしてきた装い。
その時代の空気。
ひとつの素材にも、物語があります。
日本の繊細な光と、
ヨーロッパの華やかな装い。
異なる美意識が出会う場所から、
新しい美しさが生まれるのだと思います。
chikakoデコのアクセサリーも、
そんな光と物語を身につけるものとして、
ひとつひとつ丁寧に形にしています。







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