ーÉclat d`Eauー
ほどける水面
6月の光は、少し特別です。
春のやわらかな光とは違い、
夏へ向かう光は、水面の上で揺れながら輝きます。
眺めているだけで、
心までほどけていくような美しい季節です。
私の作品にたびたび登場する蜂も
花を求めて旅を続けます。
花から花へ。
光から光へ。
その姿を見ていると、
どこか自分自身と重なる気がするのです。
忙しかった若い頃、
私は個人の仕事で「ニース」という名前を使っていました。
今思えば、その頃から地中海の光に憧れていたのかもしれません。
毎日仕事におわれながらも、
青い海。
白い街並み。
やわらかな陽射し。
そんな風景を心のどこかで思い描いていました。
そして今。
天然石やパール、
アンティーク素材を手に取るたび、
あの頃探していた光が、
少しずつ形になっているように感じます。
透明な天然石の中に見える耀き。
水面に映る光のゆらぎ。
夏の風に揺れるきらめき。
それらはすべて、
長い旅の途中で見つけた小さな光たちです。







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